結論から言うと、リズムに乗って踊るように漕ぎたいならFEELCYCLE、暗闇でグローブを構えて殴りたいならb-monsterだ。数字で言うと、FEELCYCLEは筆者KENZOが59レッスン・9ヶ月かけて実測した平均消費カロリー625kcal/回(最大1,004kcal)。一方b-monsterは公式サイトが公表するプログラムのみで350〜500kcal/45分(アフターバーン込みで最大1,000kcalと公表)という数字になる。ただしこの2つ、「実測」と「公表値」で前提がまるで違う。同じ土俵に並べて優劣をつけられる数字ではないので、その前提から順番に見ていく。
結論:早見表|どっちが自分に合う?
まず全体像を一枚の表にした。FEELCYCLE側は筆者本人の実測、b-monster側は公式サイト・レビュー記事からの公表値であることを前提に見てほしい。
| 比較項目 | FEELCYCLE(実測・KENZO調べ) | b-monster(公表値・公式サイトより) |
| 系統 | リズム×ダンス系(暗闇バイク) | ボクシング×ダークネス系(暗闇ボクシング) |
| 平均消費カロリー | 625kcal/回(59レッスン実測平均) | 350〜500kcal/45分(プログラムのみ・公式公表) |
| 最大消費カロリー | 1,004kcal(BB2 GRMY66・60分枠) | 1,000kcal(アフターバーン込み・公式公表) |
| 心拍の目安 | 平均130〜164bpm、自己最高194bpm(実測) | 公式サイトに心拍データの公表なし |
| 月額目安 | 16,280円〜23,980円 | 9,680円〜16,500円(プラン・店舗による) |
| 向いている人 | データで自己管理したい人・リズム系が好きな人 | 殴って発散したい人・演出やノリを楽しみたい人 |
先に正直に書いておくと、月額だけを比べればb-monsterの平日昼間限定プラン(12,100円)や学生プラン(9,680円)の方が安く始められる。安さだけで決めたいなら、その事実は無視できない。
消費カロリーを比較する|実測データ vs 公表値
FEELCYCLEの625kcal/回という数字は、Huaweiのスマートウォッチを腕に巻いて59レッスン・9ヶ月分の光学式心拍データを取り、Keytel式のカロリー推定式で計算した実測値だ。最大は1,004kcal、プログラムはBB2のGRMY66・60分枠。効率だけで見るとBSL House1が17.1kcal/分でトップに来る。この内訳は消費カロリー実測記事と全プログラム実測カルテ、9ヶ月分の生データは1年データ公開記事に全部出している。
対してb-monsterの350〜500kcal(45分)、アフターバーン込みで最大1,000kcalという数字は、私が実際に測った値ではない。公式サイトが公表している値をそのまま引用している。計測方法も機器も公開されていないし、45分というプログラム時間もFEELCYCLEの45〜60分枠とぴったり揃っているわけではない。「同じ条件で測った数字」ではないという前提だけは崩さないでほしい。
強度・心拍の考え方の違い
FEELCYCLEはプログラムの系統によって平均心拍が130〜164bpmまで変わる。自己最高は194bpmまで上がった回もあった。振付をこなしながら自分でペースの上げ下げを選べるのが特徴だ。b-monsterはボクシングの動作を軸に、パフォーマーと呼ばれるインストラクターが場を作り、ムービングライトの演出で追い込むスタイルらしい。公式に心拍データを出していないので、強度を客観的な数字で比べるのは今のところできない。ここは正直に「分からない」と書いておく。
料金を比較する
FEELCYCLEはマンスリー8が月額約16,280円(月8回上限、8回消化なら1回あたり約2,035円)、マンスリー30が月額約23,980円で実質上限なし。ビジター単発は6,000円、チケット1回は4,400円。仕組みの詳細は料金プランガイドにまとめてある。
b-monsterは通常16,500円、梅田・名古屋駅前スタジオは15,950円。平日昼間限定なら12,100円、学生なら9,680円まで下がる。初回トライアルは税別3,500円だ。通える曜日と時間に融通が利くなら、b-monsterの方が月額を抑えやすいプランがあるのは事実として書いておく。
タイプ診断|どっちが向いている?
暗闇×ボクシング系の発散感と、パフォーマーが作る演出のノリが好きならb-monsterが合う。リズムに乗って踊るように漕ぎたい、そして自分の心拍やカロリーを数字で管理しながら伸びを実感したいならFEELCYCLEが合う。どちらが優れているという話ではなく、好みと使い方の相性の問題だと思っている。
スマートウォッチで心拍を可視化する重要性
どちらのスタジオを選ぶにしても、暗闇の中で自分がどれだけ追い込めているかは、心拍データを見なければ分からない。公表値やプログラムの平均を鵜呑みにするより、自分の腕に巻いた機器の実測値の方がよほど当てになる。私がFEELCYCLEで使っているスマートウォッチの選び方と実測比較はこちらの記事にまとめている。
なお、本記事の実測値はあくまで筆者個人の環境・体調における目安であり、効果を保証するものではありません。
まとめ
FEELCYCLEとb-monster、どちらも暗闇フィットネスという括りは同じでも中身は別物だ。カロリーも心拍も、FEELCYCLE側は実測、b-monster側は公表値という前提を忘れずに、自分がどっちのノリで45分を過ごしたいかで選べばいい。料金は正直、b-monsterの方が安いプランもある。そこも含めて自分に合う方を選んでほしい。



