BB1 House 3 実測カルテ|7回受講で分かった「定番ハウス」の真の強度

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BB1 House 3は、FEELCYCLEのBB1カテゴリーのなかでも特にローテーション頻度が高い「定番ハウス」だ。スタジオに通い続けていれば、月に一度は必ずタイムテーブルに顔を出す。そのぶん比較対象が増え、「自分の調子を測るものさし」として使いやすいプログラムでもある。

筆者は2025年8月から2026年4月にかけて合計7回受講し、HuaweiスマートウォッチとKeytel式推定式を組み合わせた実測データを蓄積してきた。本記事ではその数字をすべて公開し、主観的な星評価を排して「数字で語る」BB1 House 3の実像を示す。

結論:BB1 House 3 の数字の顔

指標
受講回数7回
平均消費カロリー574 kcal
平均心拍数138 bpm
最大心拍数(平均)173 bpm
kcal / 分13.3

平均心拍138bpmは中強度ゾーン(最大心拍の70~80%帯)の上限付近に相当する。ピーク心拍が173bpmで止まっているのは、BB1ファミリー全体の平均(後述)と比べると控えめな水準だ。カロリー効率は13.3 kcal/分と、BB1全体平均とほぼ一致する。「激しすぎず、緩すぎない」——House 3の数字的な顔はそこに集約される。

測定方法はHuaweiスマートウォッチによる光学式心拍計測+Keytel式カロリー推定式(年齢・体重・性別・平均心拍を入力)。絶対値の精度には±10%程度の誤差を見込んでいる。相対比較・傾向把握には十分な精度と判断している。

全7回の実測ログ

日付消費kcal平均HR最大HR運動時間kcal/分信頼度
2025/08/1163313417750:0812.6通常
2025/08/2365913918749:1713.4通常
2025/10/1257812815949:1911.7通常
2025/10/2559414317342:3014.0通常
2025/11/0946813115638:2612.2通常
2026/02/1955715318435:5615.5⚠️ ノイズ疑い
2026/04/2152613917239:2113.4通常

2026/02/19のセッションは平均HR153bpm・15.5 kcal/分とほかのセッションから大きく外れており、ウォッチのノイズや当日のコンディション異常が疑われる。分析では参考値として残しつつ、除外バージョンでも平均kcalは568kcal・平均HRは136bpmと、全体傾向に変化はない。

BB1ファミリー内での「House 3」の位置づけ

筆者のBB1全体実測データ(25セッション)の平均は、消費カロリー561kcal・平均HR138bpm・最大HR180bpm・13.3 kcal/分だ。House 3の数字と並べると以下のような差異が浮かぶ。

指標BB1全体平均(25回)House 3(7回)
平均kcal561574+13
平均HR138138±0
最大HR平均180173−7
kcal/分13.313.3±0

カロリー・平均HR・効率はほぼ完全にBB1の「中央値」を体現している。唯一の差異は最大HRが7bpm低い点。これはHouse 3がピークスパイクの少ないコリオグラフィーを持つことの裏付けだ。言い換えれば「再現性が高い」——受講するたびに同じような数字が出やすい安定型プログラムといえる。

BB1・BB2・BSLを含む全プログラムの実測ランキングは以下の記事にまとめている。
FEELCYCLE全プログラム実測カルテ|1年59回データのランキング

なぜHouse 3は「安定型」なのか — 体感と数字のズレ

数字から見えるHouse 3の最大の特徴は「最大HRの低さ」だ。BB1全体平均(180bpm)と比べると平均で7bpm低く、ノイズ疑いの1件を除いても結果はほぼ同じ水準に収まる。これは偶然ではなく、コリオグラフィーの構造に起因すると考えている。

House系のコリオは動きの「流れ」が滑らかで、急激なリズム変化やカウントダウン式のスプリントが少ない。バイクの回転数が一定のリズムで上がり下がりするため、心拍のピークが緩やかにしか訪れない。体感としては「きつい」のに最大HRが上がりきらない——この現象は、House系に慣れたライダーがよく口にする「なんか燃えた感がない」という感覚の数字的な裏付けだ。ただしカロリー消費量はしっかり出ているため、消費効率の観点では損をしているわけではない。

House 3 を最大化する3つのコツ

  1. 意図的にスタンドアップで心拍を上げる シッティングでこなせるパートでも、意識的にダンシングを混ぜることでピーク心拍を10~15bpm引き上げられる。House 3の「ピークが低め」という弱点を自己補完できる最も手軽な方法だ。
  2. 音楽の合間でフォーム確認をしすぎず流れに乗る House系は音楽の展開が比較的穏やかなので、「次のコリオを頭で考える」時間が生まれやすい。この思考中断が心拍を落とす原因になる。音楽に身を委ねて体を動かし続けることが燃焼効率を維持するコツだ。
  3. ダンベルを使ってHRをもう1段上げる 上半身パートでダンベルを積極的に取り入れると、筋収縮による酸素需要が増えて心拍が上がりやすくなる。筆者の実測では、ダンベルを意識した回とそうでない回で平均HR差が5~8bpm生じている。

数字で見ると、選び方が変わる

「定番ハウスだから安心」という選択は正しい。再現性が高く、初心者から中級者まで安定したトレーニング刺激を得られる。しかし「今日は本気で追い込みたい」という日のファーストチョイスとしては、BB2 10s 3やBSL House 1のほうが最大HR・カロリーともに高い数字が出やすい。House 3は「毎週のベースラインを作る」「楽しみながら燃やす」という目的に最適化されたプログラムだ。

正確な消費カロリーを追うにはスマートウォッチの選択が鍵になる。FEELCYCLEとの相性を実測で比較した記事も参照してほしい。

結論:House 3 は「楽しんで燃やす」のスイートスポット

7回の実測データが示すのは、BB1 House 3が「ファミリーの中央値を体現する安定型プログラム」だという事実だ。平均574kcal・平均HR138bpm・最大HR173bpm——どの数字もBB1の期待値からほぼ外れない。だからこそ定番としてローテーションに組み込まれ、スタジオの「標準」として機能しているのだと合点がいく。

追い込みではなく、定期的に巡ってきて「また来たか」と気軽に乗れる——そういうプログラムがあることの価値は、長期的な継続において意外に大きい。House 3はその役割を数字でも体感でも果たしている。

SNSパンチライン
BB1 House 3 を7回実測。平均574kcal・最大HR平均173bpm。BB1ファミリーの「中央値」を体現する安定型プログラム。追い込みではなく「定期的に巡ってきて欲しい」ハウス。 —— KENZO

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