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結論から言うと、FEELCYCLEの立ち漕ぎ(スタンディング)がきついのは、たいてい体力ではなく「腕で体を支えている」のが原因です。直すコツは5つ。①体幹で支える、②サドルの真上に重心を置く、③引き足で脚を回す、④バウンドさせない、⑤無理に追い込まずペース配分する。これだけで同じ曲でも見違えるほどラクになります。僕も通い始めた頃は立ち漕ぎのたびに腕がパンパンになって、1曲もたずに座っていました。フォームのセンスではなく、ただ力の入れどころを間違えていただけでした。
そもそもFEELCYCLEの立ち漕ぎ(ポジション2・3)とは?
FEELCYCLEでは姿勢をポジション(ポジ)で呼びます。座って漕ぐのがポジション1、腰を浮かせて軽く前傾するのがポジション2、しっかり立ち上がって漕ぐのがポジション3。お尻をサドルから離して全身で漕ぐので、脚だけでなく体幹もしっかり使います。立ち漕ぎは心拍が上がりやすく、強度の高い局面で多用される。僕の実測でも、立ち漕ぎ中心のプログラム(BB2など)は座り中心のものより心拍が高めに出ました。だからこそフォームが崩れると一気にバテるし、力の入れどころさえ合えば、しんどさはかなり変わります。
立ち漕ぎがきつい・続かないのはなぜ?
立ち漕ぎが続かない人のほとんどは、ハンドルに体重を預けて腕で踏ん張っています。これだと腕と肩がすぐに疲れ、上半身がガチガチになって呼吸も浅くなる。脚より先に腕が音を上げる人は、まず間違いなくこれです。もうひとつ多いのが、立った瞬間に前のめりになって、つま先だけでガンガン踏むパターン。太ももの前側だけを酷使して、すぐに乳酸がたまります。立ち漕ぎは「踏む運動」ではなく「体を使って脚を回す運動」だと考え方を切り替えると、急にラクになります。
立ち漕ぎを攻略する5つのコツ
細かい説明の前に、押さえるべきポイントを一覧にしました。きついと感じたら、上から順に自分のフォームと照らし合わせてみてください。
| コツ | やること | これをやると失敗する |
|---|---|---|
| ① 体幹で支える | お腹に軽く力を入れ、腕は添えるだけ | ハンドルに体重を預けて腕で踏ん張る |
| ② 重心はサドルの真上 | お尻を真上に持ち上げる意識で立つ | 頭から前に突っ込んで前のめりになる |
| ③ 引き足で回す | 下ろすだけでなく、反対の脚を引き上げる | つま先で踏み下ろすだけ・もも前だけ使う |
| ④ バウンドさせない | 頭の高さを一定に、上下動を抑える | 体が上下にピョコピョコ跳ねる |
| ⑤ ペース配分 | 全力は出し切らず7割で刻む | 1曲目から飛ばして後半でつぶれる |
コツ①:腕ではなく体幹で支えるには?
最初に直すべきはここです。立ち漕ぎで腕に頼らないコツは、お腹(体幹)に軽く力を入れて、ハンドルには手を「添えるだけ」にすること。試しに、ハンドルを握る指の力を抜いてみてください。それでも漕げるなら、ちゃんと体幹で立てている証拠。グラついて怖いなら、まだ腕に頼っています。腕は疲れ知らずに見えて、実は持久力がない部位です。ここを脱力できるかどうかで、立ち漕ぎの持ちが大きく変わります。
コツ②:体重はどこに乗せる?(サドルの真上)
立ち漕ぎでよくある失敗が、頭から前に突っ込む前のめり姿勢です。重心が前に逃げると腕で支えるしかなくなり、コツ①が崩れる。意識するのは、お尻をサドルの真上に置くイメージで、ほんの少しだけ腰を浮かせること。前に倒れ込むのではなく、真上に立ち上がる感覚です。そのうえで、両脚で同時に踏ん張らず、左右のペダルに体重を交互に預けていく。片足に乗せて、反対の足の力をふっと抜く。歩くリズムで「トン、トン」と乗り換えると、もも前だけに頼らず自分の体重でペダルが下りていきます。
コツ③:引き足を使うと何が変わる?
立ち漕ぎを「踏む」だけで考えると、もも前ばかり使ってすぐ疲れます。FEELCYCLEのバイクはペダルに足が固定されているので、踏み下ろすだけでなく、反対側の脚を引き上げる「引き足」が使える。下ろす脚と引き上げる脚を両方意識すると、脚全体で円を描くように回せて、負担が一カ所に集中しにくくなります。とくに立ち漕ぎのダブルタイム(速い2拍の局面)では、膝と胸を軽く近づけるように脚を引き上げると、上下にバウンドせず安定する。立ち漕ぎとダブルは合わせ技で出てくることが多いので、リズムが苦手な人はダブルタイムのコツを実測データで解説した記事もどうぞ。両方そろうと一気に景色が変わります。
コツ④:バウンド(上下動)を抑えるには?
鏡を見ると、立ち漕ぎで体が上下にピョコピョコ跳ねている人がよくいます。バウンドはエネルギーの無駄づかいで、リズムも崩れる。抑えるコツは、頭の高さを一定に保つこと。漕ぎながら、頭と天井の距離を変えないイメージを持つと、自然と上下動が減ります。跳ねる原因の多くは脚で「蹴り上げて」しまっていることなので、引き足を「上に蹴る」のではなく「真下に下ろして、反対をそっと引き上げる」円運動に変えると落ち着きます。鏡の前のバイクなら、自分の頭の位置を見ながら漕ぐとすぐ直ります。
コツ⑤:ペース配分はどう考える?
立ち漕ぎが続かない最後の理由が、飛ばしすぎです。立ち漕ぎは心拍が上がりやすいので、1曲目から全力でいくと後半でつぶれる。感覚としては「7割で刻む」くらいがちょうどよく、きつい局面ほど力むより呼吸を切らさないことを優先します。今どれくらいの強度かは心拍を見るのが一番分かりやすい。僕は59レッスンを通して平均心拍が146bpm、立ち漕ぎの多い強度高めの曲(BB2など)では平均でも150bpm前後まで上がりました。「今きついな」のとき心拍がどのへんかを一度知っておくと、ペース配分の基準ができてむやみにつぶれません。考え方は心拍ゾーンの基本、上限の見方は%HRmax(最大心拍に対する割合)の話にまとめています。
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心拍計はあくまで運動強度の目安を見るためのもので、医療機器ではありません。表示される数値は個人の環境による参考値で、効果や健康を保証するものではありません。機種ごとの精度の違いはスマートウォッチ・心拍計の比較記事で実測しています。
立ち漕ぎに慣れる練習ステップは?
いきなり全部できなくて当然です。僕がやってよかった順番はこの3ステップ。
- まず立つことに慣れる:最初は腕に頼ってもいいので、立ち漕ぎの局面で座らずに立ち続ける。1曲もたなくていいので、立つ時間を少しずつ伸ばす。
- 次に腕を抜く:ハンドルの握りをゆるめて体幹で立つ練習。指の力を抜いても漕げる感覚をつかむ。
- 最後にリズムを合わせる:引き足と体重移動で曲に乗せる。ここまで来ると、立ち漕ぎが「きつい時間」から「気持ちいい時間」に変わります。
どのプログラムから挑戦するか迷うなら、立ち漕ぎの比率が低めの曲から始めるのが無難。選び方はプログラムの選び方を参考にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
FEELCYCLEの立ち漕ぎ(ポジション3)ができないのは普通?
普通です。最初から1曲立ち続けられる人のほうが少ないです。多くの人は腕で支えてしまって途中で座ります。まずは「立ち続ける時間を少しずつ伸ばす」ことから始めて、慣れてきたら腕を脱力する練習に移ると、無理なくできるようになります。
立ち漕ぎで腕や肩がすぐ疲れるのはなぜ?
ハンドルに体重を預けているからです。立ち漕ぎは体幹(お腹)で胴体を支えるのが基本で、腕は添えるだけ。指の力を抜いても漕げるくらいが正解です。腕が先に疲れる人は、重心がサドルの真上ではなく前に逃げているサインでもあります。
立ち漕ぎをすると痩せますか?
立ち漕ぎそのものが体重を落とすわけではありません。ただ、座り漕ぎより心拍が上がりやすく、運動強度が高くなりやすいとされています。僕の実測でも立ち漕ぎの多い曲は心拍が高めに出ました。効果の出方には個人差があり、数値はあくまで自分の目安として見てください。
立ち漕ぎで膝や腰が痛いときは?
無理に続けないでください。前のめりで腰に負担がかかっている、サドルの高さが合っていない、などが考えられます。痛みや違和感が続く場合は押し切らず、スタジオのスタッフや医療機関など専門家に相談を。
まとめ|立ち漕ぎは「踏む」より「体で回す」
立ち漕ぎがきつい人は、まず腕の力を抜くところから。体幹で支えて、サドルの真上に立ち、引き足で脚を回し、バウンドを抑え、7割のペースで刻む。この5つが噛み合うと、立ち漕ぎは急にラクになります。最初はうまくいかなくて当然なので、立つ時間を少しずつ伸ばすところから始めてください。痛みが出たら無理せず休む、これだけは忘れずに。
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※本記事のコツや数値は一般的な情報および筆者個人の実測の目安であり、効果や安全を保証するものではありません。体の状態には個人差があります。痛みや違和感が続く場合は、スタジオのスタッフや医療機関など専門家にご相談ください。



