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結論から。室内バイクの強度は、ケイデンス(ペダルの回転数、単位はrpm)と負荷(レジスタンス、ペダルの重さ)の掛け算で決まります。同じ「キツさ」でも、回転を速くして出すのか、重くして出すのかで体への効き方が変わる。ざっくり言うと、回転を上げると心臓と肺がきつくなり、負荷を上げると脚にズシッとくる。FEELCYCLEで「もっと回して!」「重くして!」と言われるのは、この2つのつまみを別々に動かしているからです。僕も最初は両方ごっちゃにして、ただ闇雲にしんどくしていました。
ケイデンスと負荷の使い分け早見表
細かい話の前に、まず一覧で掴んでください。室内バイクの強度を決めるつまみは「回転数」と「負荷」の2つだけ。この組み合わせで、どこにキツさが来るかが変わります。下は一般的な目安で、数字はざっくりの幅だと思ってください。
| つまみ | 上げると主にどこに効く | こういう時に使う |
|---|---|---|
| ケイデンス(回転数)高め おおむね90〜110rpm | 心臓・肺(息が上がる) | テンポの速い曲、汗をかいて追い込みたい局面 |
| 負荷(レジスタンス)高め | 脚の筋肉(太もも・お尻) | 坂を登るイメージの局面、踏みごたえが欲しい時 |
| 回転ふつう×負荷ふつう おおむね70〜90rpm | 全身バランスよく | 長く一定で潕ぐ、ウォームアップやベース |
| 低回転×高負荷 50〜60rpm前後 | 脚にガッツリ | ヒルクライム系、脚の粘りを使う局面 |
ポイントは、ケイデンスと負荷は独立して動かせること。回転を上げても負荷がスカスカなら強度は上がらないし、負荷だけ重くしても回せなければ失速します。両方のバランスで「ちょうどいいキツさ」を作る、というのが基本の考え方です。潕ぐ姿勢が崩れていると、せっかく数字を合わせても効きが変わってしまうので、フォームが不安な人は先にフォームとポジションの記事を読んでおくと土台が整います。
ケイデンス(回転数)って何?
ケイデンスは1分間にペダルを何回転させているか、という数字です。単位はrpm(revolutions per minute)。ペダルの右足が一番下に来て、また一番下に戻ってくるまでで1回転。これを1分間続けたときの回数がケイデンスです。サイクルコンピューターやジムのバイクのメーターに「rpm」と出ていれば、それがこの値。
回転を上げるほど、1回ごとに踏む力は軽くなりますが、心臓と肺はせわしなく働きます。スピン(高回転でクルクル回す)と呼ばれる潕ぎ方は、脚の筋肉より先に呼吸がきつくなるのが特徴。逆にゆっくり重く踏む「マッシュ」寄りの潕ぎ方は、脚に効くぶん、回転が雑になって失速しやすいともされています。だから初心者ほど、まずは一定のリズムで回し続けることから始めるのが無難です。
負荷(レジスタンス)って何?
負荷は、ペダルの重さそのものです。室内バイクにはダイヤルやレバーがあって、これを回すとペダルが重くなったり軽くなったりする。屋外でいう「ギアの重さ」や「坂の角度」を、室内で再現しているイメージです。重くすれば、同じ回転数を保つのに脚の力が余計に要る。だから負荷を上げると、太ももやお尻にズシッとした手応えが出ます。
ここで知っておきたいのは、負荷の数字(レベル)はメーカーや機種によってバラバラだということ。あるバイクの「レベル10」と別のバイクの「レベル10」は、まったく同じ重さとは限りません。だから「レベルいくつ」という絶対値より、「いつもの自分の体感」を基準にしたほうが現実的です。FEELCYCLEでも、インストラクターは「最大を10としたら今は7くらい」みたいに相対的な言い方をすることが多い。自分の中のものさしを持っておくのが大事です。
なぜ「回転×負荷」で強度が決まるの?
バイクで体にかかる負担は、ざっくり「踏む力 × 回す速さ」で決まります。これがいわゆるパワー(W=ワット)という考え方で、ペダルをどれだけ強く、どれだけ速く回したかの掛け算。負荷を重くすれば「踏む力」が増え、ケイデンスを上げれば「回す速さ」が増える。どちらを上げてもパワーは上がりますが、上げ方によって効く場所が違うわけです。
たとえば同じくらいのキツさでも、「軽い負荷で高回転」だと息がハァハァして心拍が上がりやすい。「重い負荷で低回転」だと脚がパンパンになる。FEELCYCLEで曲ごとに「回して」「重くして」と切り替えるのは、この2つのつまみを使って、心肺に効く区間と脚に効く区間を意図的に作り分けているから。漫然と潕ぐより、いま自分がどっちのつまみを動かしているかを意識するだけで、同じ1レッスンの感じ方がだいぶ変わります。
FEELCYCLEのビートに合わせるのはなぜ?
FEELCYCLEが音楽のビートに回転を合わせるのには、ちゃんと意味があります。曲のテンポ(BPM=1分間の拍数)が、そのままケイデンスの目安になるからです。速い曲なら自然と高回転に、ゆったりした曲なら低回転に体が誘導される。自分でメーターとにらめっこしなくても、音に乗るだけで回転数がコントロールできる仕組みです。
これが地味にうまくできていて、「90rpmで潕いで」と言われてもピンと来ないけど、「この曲のビートで」と言われると体が勝手に合わせられる。リズムに乗るのが楽しくて続くうちに、結果として一定のケイデンスを保つ練習になっている。数字を意識しすぎてしんどくなるより、まずはビートに乗ることを優先したほうが、初心者は長続きすると思います。僕も最初の数ヶ月はメーターをほとんど見ず、ただ曲に合わせて潕いでいました。
高ケイデンスと高負荷、それぞれの特徴は?
2つの潕ぎ方の違いを、もう少しはっきり分けておきます。
- 高ケイデンス(速く回す):心臓と肺にくる。汗をかいて息が上がる感覚。脚へのドスンとした負担は比較的少なく、関節へのガツンとくる衝撃も小さめとされています。テンポの速い曲や、追い込みたい局面向き。
- 高負荷(重く踏む):脚の筋肉にくる。太ももやお尻に踏みごたえがズシッと出る。坂を登るような局面で使うと気分も乗る。ただし重すぎると回転が雑になり、フォームが崩れて膝や腰に負担が出ることもあるので、回しきれる範囲で。
どちらが優れているという話ではなく、目的次第です。息を上げてしっかり汗をかきたい日は回転寄り、脚に効かせたい日は負荷寄り。FEELCYCLEの1レッスンは、この2つが曲ごとに交互に出てくるので、自然と両方を味わえる構成になっています。
初心者はどのくらいの数字を目安にすればいい?
最初から完璧な数字を狙う必要はありません。2025〜2026年に出ている解説をいくつか読むと、初心者はまず低めの回転(50〜60rpmくらい)で「片足ずつ踏む」感覚をつかみ、慣れてきたら負荷を軽くして回転を90rpm前後まで上げていく、という流れがよく紹介されています。一定のリズムで滑らかに回せるようになることが先で、速さや重さはその後でいい、という考え方です。
負荷については、「重すぎてフォームが崩れない範囲」が大原則。ペダルがガクンガクンするほど重いと、脚だけでなく膝や腰にも負担が出やすい。回しきれる重さで、息が少し弾むくらいから始めて、徐々に上げていくのが安全です。FEELCYCLEなら初回にインストラクターが目安を教えてくれるので、まずはそれに従えば大丈夫。回転数や負荷の前に、そもそもの潕ぐ姿勢が気になる人はフォームとポジションの記事を先にどうぞ。土台が崩れていると、どんな数字で潕いでも効きが変わってしまいます。
ケイデンス・負荷と心拍はどうつながる?
回転や負荷を上げると、体は「もっと酸素を送れ」と反応して心拍が上がります。だから心拍数は、ケイデンスと負荷の結果として体がどれだけがんばっているかを示す目安になる。回転を上げたときも、負荷を上げたときも、追い込めば心拍は上がっていきます。
僕の実測だと、FEELCYCLE全体の平均心拍は146bpmでした(光学式スマートウォッチで計測、59レッスン分)。プログラムによってもケイデンスや負荷の構成が違うので、心拍の出方も変わります。「今日はどれくらい追い込めたか」を後から振り返るなら、回転数や負荷そのものより、心拍を記録しておくほうが分かりやすい。最大心拍に対する割合で強度を見る話は追い込み度(%HRmax)の記事に、心拍ゾーンごとの目的は心拍ゾーンの記事に分けて書いています。
心拍を測るには、手首で測れる光学式のスマートウォッチが手軽です。着けて潕ぐだけで、平均心拍も最高心拍も記録できる。回転や負荷を上げたときに自分の心拍がどう動くかを見ておくと、「数字で潕ぐ」感覚がぐっと掴みやすくなります。
(PR)以下はAmazonの商品リンクです。僕が59レッスン分の計測に使ってきた光学式スマートウォッチです。価格や在庫は動くので、最新の価格はリンク先で確認してください。
※心拍計は医療機器ではありません。心拍はあくまで運動強度を見るための個人の目安で、健康効果を保証するものではありません。精度や胸ベルト式との違いが気になる人は計測機材(スマートウォッチ比較)の記事のほうが詳しいです。
よくある質問(FAQ)
ケイデンスと負荷、どっちを意識すればいい?
どちらか一方ではなく、両方の組み合わせで強度が決まると考えてください。息を上げて汗をかきたいなら回転(ケイデンス)寄り、脚にしっかり効かせたいなら負荷寄りです。初心者はまず一定のリズムで回せること(ケイデンスを安定させること)を優先し、負荷は回しきれる範囲で少しずつ上げるのがおすすめ。FEELCYCLEなら曲ごとに両方が切り替わるので、自然と使い分けが身につきます。
ケイデンスの目安は何rpmくらい?
一般的には、スピード系で90〜110rpm前後、坂を登るような重い局面げ50〜60rpm前後が目安とされます。初心者はまず低め(50〜60rpm)で滑らかに回す感覚をつかみ、慣れたら軽い負荷で90rpm前後まで上げていく流れがよく紹介されています。数字はあくまで目安で、フォームが崩れない範囲で回せることが先です。
負荷のレベルはどのバイクでも同じ意味?
いいえ。負荷の数字(レベル)はメーカーや機種によってバラバラで、あるバイクの「レベル10」と別のバイクの「レベル10」が同じ重さとは限りません。だから絶対値より、「いつもの自分の体感」を基準にしたほうが現実的です。FEELCYCLEでも「最大を10としたら今は7くらい」のように相対的に案内されることが多いです。
ケイデンスや負荷を上げれば痩せますか?
回転や負荷を上げると運動の強度が上がり、心拍も上がりますが、それ自体が体重や脂肪を減らすことを保証するものではありません。体の変化には食事や睡眠も関わり、効果の出方には個人差があります。心拍計は医療機器でもないので、出る数字はあくまで運動強度を見るための目安として使ってください。
まとめ|室内バイクは「回転×負荷」の2つのつまみで潕ぐ
室内バイクの強度は、ケイデンス(回転数 rpm)と負荷(レジスタンス)の掛け算で決まります。回転を上げれば心肺に、負荷を上げれば脚に効く。この2つは独立して動かせるので、組み合わせで「ちょうどいいキツさ」を作るのが基本です。初心者はまず一定のリズムで回せることを優先し、負荷は回しきれる範囲で少しずつ。FEELCYCLEのビートに乗れば、自然とケイデンスのコントロールが身につきます。僕の実測では全体の平均心拍が146bpmでしたが、回転や負荷をどう振ったかで心拍の出方は変わります。数字で潕ぐ感覚をつかみたいなら、心拍を記録してみるのがいちばんの近道です。
潕ぐ姿勢が気になる人はフォームとポジションの記事、追い込み度を心拍で見たい人は%HRmaxの記事と心拍ゾーンの記事、これから自宅で潕ぐ人は自宅バイクの選び方もどうぞ。
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※本記事のケイデンス・負荷・心拍の目安はすべて一般的な情報および個人の測定環境による運動強度の目安であり、効果や安全を保証するものではありません。体の状態には個人差があります。心拍計は医療機器ではありません。痛みや違和感が続く場合、強度を上げていく際は、無理をせずスタジオのスタッフや医療機関など専門家にご相談ください。

